口の怪我はヘルメットをしていても防げない

スポーツマウスガードを使用する競技では、防具としてフェイスガードのついたヘルメットを使用しているケースが多くあります。これらのスポーツ選手がしばしば口にする言葉の一つに「ヘルメットで顔もカバーしているから口の怪我は大丈夫」というのがあります。
本当にそうでしょうか? 実際はそうではありません。現在あるヘルメットの中で最高の素材と技術で作られているオートバイ用のフルフェイス型ヘルメットをしているモトクロス選手でも歯を折るケースが多くあります。

そのメカニズムは、二つあります。まず一つは「直接打撃」によるもので、ヘルメットの隙間から外力が直接下の顎に打撃を与え、顎の骨を折ったり上下の歯が強く衝突して損傷するものです。

次は「間接打撃」と呼ぶもので、ヘルメット前方からの強い打撃により、押し込まれたチンガード部が前歯を損傷するものです。いずれのケースもスポーツマウスガードをしていれば、怪我の防止もしくは軽減が期待できます。

また、フルフェイス(メンホー)を着用している空手でも、同様のメカニズムで前歯を折る選手が多く見られます。今のところは、どのような顔面保護具を使用しても口の怪我を完全には防ぐことは出来ないということを知っておいてください。

マウスガードの材料はゴムではないのか?

スポーツマウスガードの最も大切な機能は衝撃を吸収することですから、材質はゴム状のものが適しています。しかし、従来から私たちがゴムと呼んでいる物質は、原材料を加熱硬化させてゴム化したものです。そのため、一度成形したものを修正加工することが難しいなど多くの欠点があり、マウスガードの材料としては不向きです。
現在のマウスガードの材料として使用されているのは、プラスチックの一種でエラストマーと言われる材料です。常温では弾性ですが、熱を加えることによって硬化します。
修正加工や繰り返しの使用が可能で、いわば新しいタイプのゴムとも言えます。
エラストマーには多くの種類がありますが、その中でマウスガードの材料として最も多く使用されているのが、EVA樹脂です。EVAは硬い樹脂(ポリエチレン)と柔らかい樹脂(酢酸ビニール)を混ぜ合わせた軟性プラスチックです。ポリエチレンは、まな板、酢酸ビニールはチューインガムの原料なのでいずれにしても人体悪い物質ではありません。

スポーツマウスガードの大きな機能

スポーツマウスガードが口の怪我を防ぐための機能として次のような機能があげられます。

1外からの衝撃を分散して吸収する機能
2鋭利な歯の先端部分をカバーして無害化する機能
3怪我をした歯が抜け落ちるのを防止する機能

外からの衝撃を分散吸収する機能は、マウスガードの主機能です。外からの衝撃は口(特に前歯)に直接ダメージを与える場合と、下の顎に加わった衝撃が上下歯を衝突させて二次的に口にダメージを与える場合とがあります。
いずれの場合でも、マウスガードはこれらの外力を分散吸収することにより、怪我を防止するか、少なくともダメージを軽減する効果を発揮します。

鋭利な歯の先端をカバーして無害化する機能は、唇や歯茎を傷つけるなどの軽い怪我の場合に効果があります。
特に、競技中に舌を噛むなどの怪我に対しては、スポーツマウスガードが唯一の予防方法ではないでしょうか?また、コンタクト系スポーツなどの際に相手選手を歯で傷つけたりすることも防ぐことができます。このように相手の歯で怪我をしてしまった経験のある方も少なくないのではないでしょうか?

怪我をした歯を口の中に留めておく機能は、大きな事故のときに有効です。マウスガードは、折れた歯をできるだけ元の位置に留め、折れた歯が口から外へ飛び出さないように保持します。そのため、怪我の治療が処置しやすくなり最低限のダメージで切り抜けることが可能になります。

脳震盪の防止効果

下の顎に衝撃が加わった場合、上下の顎の間にあるマウスガードがそのショックを弱めて、脳のダメージを軽減する機能、横からの衝撃によって頭がムチ打ち状態になり、脳震盪が発生する場合、マウスガードを噛むことにより首が固まりダメージを軽減する機能があります。

市販のマウスガードとカスタムメイドマウスガード

マウスガードはその入手方法や製作方法の違いから、二つの系統に分けることができます。
一つは、スポーツショップなどで販売されている市販のマウスガードです。身近にあるショップで入手することができ、価格も比較的安価であるという長所があります。
現在市販のマウスガードの販売は、十数社以上が行っておりその年間販売数は十万個以上と推定されています。このように多くの数が販売されている市販のマウスガードですが、選手が自ら作ったマウスガードのほとんどは十分な機能を有していないことが分かっています。

一方カスタムメイドのマウスガードは精密な歯型を利用して作るため、その性能は大変高いもので、たとえてみるとトラックとスポーツカー位の違いがあります。
年間製作数もここ数年で急激に増加し、今では数万個を超えていると推定されています。
市販のマウスガードからカスタムメイドマウスガードへ変更した選手にアンケートでは「現在使用している市販のマウスガードは、価格は安いが着けているうちに緩くなり競技中に外れそうになり、競技に集中できなくなることが多々ある」という答えがほとんどでした。現在、市販のマウスガードを使用している方も一度カスタムメイドのマウスガードを作る価値は十分にあると思います。

市販のマウスガードがかかえる問題点

スポーツショップにおけるマウスガードの販売実態の調査によると、マウスガード現品を置いてあるショップは少数、マウスガードについて正しく説明できるスポーツショップのスタッフは皆無。販売元のスタッフでも自社製品を試用したことのある人は少数。

現状では、スポーツ選手が市販のマウスガードを入手し、自身で作って、使用しようとしても正しい知識や情報を得ることが大変困難な環境にあります。
これに追い討ちをかけるのが、不適切な取り扱い説明書です。市販のマウスガードの大半は外国からの輸入品ですが、これを翻訳した取扱い説明書が実にわかりにくいのです。
これではスポーツ選手に本気でマウスガードの普及を考えているかどうか疑問に思えてしまいます。また、現在市販されているマウスガードは輸入品が大半であるため、そのサイズが日本人にはやや大きすぎるものが多いようです。

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SAKAデンタルラボに寄せられるご質問に多いのは「通販でマウスピースを購入したら大きくて自分の口に合わなかった」というもの。せっかく見た目が気に入り購入してもサイズが合わなければ意味がないばかりか、かえって不安定なマウスガードは怪我の原因にも繋がりますので、そこは信頼できる歯科技工士に依頼してフルカスタマイズでマウスガードを製作するほうが安心です。

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